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2017 10月 ブラジル
左右の脳半球が運動コントロール的にそれぞれ別のはたらきをするという考え方がある。
たとえば左脳はおもに筋力を、右脳はバランスをになうという。
特にバランスコントロールについて左右脳のちがいを実験でたしかめてみたらしい。

慢性期脳卒中で中等度片麻痺の 右脳損傷患者9人と左脳損傷患者7人、健常者24人について実験をした。

静かに立っているときと外力を加えたときの体重の圧力中心と身体の揺れ、下肢関節や筋肉の動きを測定した。
視覚によるバランス補正の影響を知るために視野を塞いだ実験もした。
足の感覚機能への影響を調べるべく 硬い床と柔らかい床を用意した。
次のようになった。

■静かに立っているときの圧力中心と身体の前後左右への揺れは右脳損傷患者のみが大きく、

■左脳損傷患者は硬い床のときだけ左右の揺れが健常者よりもおおきかった。

■外力を加えたとき、身体の前後への揺れの大きさ 速度 回復時間 下肢筋肉 関節のうごきは右脳損傷患者がもっともおおきく、

■左脳損傷患者は麻痺脚の筋肉のブレが健常者に劣るのみだった。

脳損傷にくらべ右脳を損傷した脳卒中患者のバランス能力は劣っていた。
この効果は足の感覚情報の違いに依らなかった。右脳はバランスコントロールに特に重要なのであろう...

だとさ(.`・・´.)