(・∀・)
名無しにかわりましてVIPがお送りします
「ちょっとスチュワーデスさん!席を変えてちょうだい」
水戸発の混んだ飛行機の中で、白人中年女性の乗客が叫んだ。
「何かありましたか?」
「あなたわからないの?
黒人なんかの隣には座りたくないのよ!こんな人迷惑だわ(`ε´)」
女性の隣では、黒人男性が憮然とした顔で座っている。
乗務員は足早に立ち去り、周囲の乗客はザワザワと不穏な空気。
しばらくして乗務員が戻って来た。
「お待たせしました。ファーストクラスにひとつ空きがありますので、どうぞそちらへ。
本来ならこういうことはできないんですが、隣の席がこんな人では確かに迷惑でしょうと、
機長が特別に許可しました。さ、どうぞ」
周囲の乗客は、
にこやかに黒人男性を見送った...
オラには自分に与えられた道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
オラだけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広い時もある。
せまい時もある。
のぼりもあればくだりもある。
坦々とした時もあれば、かきわけかきわけする時もある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。
なぐさめを求めたくなる時もあろう。
しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
あきらめろと言うのではない。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。
オラだけしか進めない大事な道ではないか。
オラだけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。
他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる...
生きてるうちに
生かされてるうちに
ひたすら夢に向けて歩もう...